
CULTIVATED MEAT JOURNEY 2025 ~知る、感じる、考える。培養肉が創る未来の食~
2025.07.31 現地レポート
2025年7月8日、TOPPANも運営パートナーとして参画する「培養肉未来創造コンソーシアム」は、大阪・夢洲で開催中の大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオン内「リボーンステージ」にて、イベント「CULTIVATED MEAT JOURNEY 2025 ~知る、感じる、考える。培養肉が創る未来の食~」を開催しました。
当日は1日3回にわたりステージプログラムを実施。真夏の暑さの中にも関わらず、多くの来場者の方々にお越しいただき、会場は大いに賑わいました。

基本を知る:培養肉インプットセッション
イベントはまず、培養肉に関する基礎知識を学ぶインプットセッションからスタート。
大坂大学 教授松崎教授、国際連合食糧農業機関 (FAO) 武内先生から、培養肉が将来の食料供給の選択肢として注目される背景や、培養肉の種類、安全性の考え方、世界各国での承認状況などについて、体系的に解説されました。これにより、来場者は培養肉を取り巻く全体像をしっかりと理解することができました。


香りで感じる:焼きたて培養肉の匂い体験
さらにステージ上では、焼きたての培養肉の香りを体験できるコーナーも実施。
調理中から漂っていた“お肉らしい香ばしさ”に、来場者からは「本物のお肉と違いが分からない」「想像以上にリアルな香り」といった感想が寄せられ、視覚や嗅覚からも培養肉の魅力を実感していただけました。


未来を描く:社会実装に向けた「培養肉未来宣言」
2回目のステージでは、特別プログラムとして「培養肉未来宣言」を実施。
松崎教授、竹内氏等と共に、大阪ヘルスケアパビリオン館長西澤氏も加わり、未来の食に向けた取り組みへの意志を込めた宣言書に署名しました。

大阪大学教授 松崎氏、今治東中等教育学校学生
見て・触れて・もっと知る:体験コーナーも充実
各ステージ終了後には、パッキングされた培養肉に実際に触れたり、匂いを嗅げる体験ブースも設置。来場者は「見て」「触れて」「感じて」、より深く培養肉について知ることができる充実した構成となっていました。

最後に担当者のTOPPANホールディングス 総合研究所 兒玉さんより一言。
万博でのイベントを介して、一般来場者の方々の培養肉に対する率直な感想をうかがうことができ大変有意義でした。想定していた以上に肯定的な意見が多く、確かな手応えを感じております。
大坂ヘルスケアパビリオンでは培養肉が普及した2050年の未来社会を描いた常設展示も引き続き公開されていますので、ぜひ足を運んでみてください。
