
VRで楽しみながら健康に! TOPPANの「VRを使った吹き矢体験」
2025.08.27
TOPPANは、2025年7月28日(月)から29日(火)に大阪・関西万博で開催された大阪府「10歳若返り」プロジェクト presents「最新!カラダ見る知る体験」においてVRを使った吹き矢体験イベントを実施しました。このイベントは、大阪府が大阪・関西万博に向けて取り組む「10歳若返り」プロジェクトの成果を発信し、府民の健康増進を促すことを目的としています。TOPPANブースでは、昨年大阪府の介護施設で身体能力の向上効果を検証した吹き矢のVRコンテンツ「VRを使った吹き矢体験」を展示。今回はこちらのコンテンツを体験してみました!


「VRを使った吹き矢体験」の意外な疲労感
「VRを使った吹き矢体験」は、VR空間の的を狙って、現実の息を「矢」として放つシンプルなゲームです。ステージは「動かない的当て」と「次々と現れる多角形の的当て」の2種類。


操作は簡単ですが、実際に体験してみると想像以上に大変でした!
深呼吸のようにゆっくりと息を吐くのではなく、短く強く息を吐き出す動作を繰り返すため、普段意識しない顔周りの筋肉や腹筋を使っていることを実感しました。また連続して行うことで、短時間でしたが、終了後には顔周りにじんわりとした疲労感を感じました。
ただ、「トレーニング」という感覚はほとんどなく、ゲーム感覚で楽しみながら集中して取り組むことができました!
どんな効果を期待できるの?
この「VRを使った吹き矢体験」は、TOPPANが東京大学先端科学技術研究センターと共同研究で開発したコンテンツで、介護高齢者の呼吸機能向上に有効であることが分かっており、さらには舌圧(嚥下)や口腔機能の向上にも寄与する可能性があるそうです。
体験中に感じた適度な疲労感は、まさにその効果を実感できるもの。継続することで、確かな効果が期待できそうだと納得しました。
現在「VRを使った吹き矢体験」は、TOPPANが提供する介護事業所向け「WAN-かいご®」に実装されており、全国の導入介護事業所で体験できます。「WAN-かいご®」は、介護事業所の生産性向上と介護高齢者の自立支援・重度化防止に向けてサービスとして、エビデンスに基づいた楽しく質の高いレクリエーションを700種類以上使用することができるほか、利用者ごとの分析レポート等の機能を実装しているとのことです。
最後に担当者の伊藤さんより一言いただきました!
「2日間という短い期間でしたが、老若男女問わず多くの方に楽しんで体験していただき、とても嬉しく思います!「VRを使った吹き矢体験」で口腔・嚥下機能を高め、高齢者の笑顔を増やしていきたいです。」