
ミライブカツ第2弾「夏休みSDGs企画!地球と未来のNature Positiveプログラム」を開催
2025.08.28 現地レポート
子どもたちのアイデアが未来を拓く!大阪・関西万博でSDGsイベントが盛況のうちに開催。
2025年8月14日(木)、大阪・関西万博の「大阪ヘルスケアパビリオン リボーンステージ」にて、「ミライブカツ夏休みSDGs企画!地球と未来のNature Positiveプログラム」が開催されました。TOPPANホールディングス株式会社と東京書籍株式会社が共催した本イベントには、夏休み中の多くの親子連れが参加し、未来の地球について考える一日を過ごしました。
豪華ゲストと子どもたちが織りなす、未来への対話
イベントは、シグネチャーパビリオン「いのちめぐる冒険」の河森正治プロデューサーとデジタルハリウッド大学学長補佐 佐藤昌宏氏、株式会社baton代表取締役 衣川洋佑氏による未来ビジョントークで幕を開けました。河森プロデューサーがパビリオンのコンセプトである「いのちは合体、変形だ!」の意味と生物多様性の重要性を分かりやすく語り、未来の地球を守るのはここにいる子どもたち自身だという強いメッセージをいただきました。
続いて、野生動物写真家の高野洋氏を交えたパネルトーク「世界のいきもの、見てみよう!」では、高野氏が世界中で捉えた息をのむような野生動物の写真に、会場からは感嘆の声が上がります。写真を通して語られる「いのちの多様さ」の物語に、子どもたちは真剣な眼差しで聞き入っていました。

主役は子どもたち!驚きと感動のプレゼンテーション
この日のハイライトの一つが、子どもたち自身によるプレゼンテーションタイムです。「いきもの探しはデカルチャー!」では、自分たちが見つけた身近な生き物について発表。ハート型の模様を持つヤクシマルリシジミを発見した子、素早く泳ぐドンコを発見した子など、登壇したいきものコレクションアプリ「Biome」開発企業の藤木庄五郎氏も子どもたちの観察眼に感銘を受けていました。また「テクノロジーでいきものを守る!」のコーナーでは、「海洋プラスチックを回収するドローン」、「AIで世界中の海の生きものの状態を把握して魚を守るアプリ」など、小学生が考えたとは思えないような、斬新なアイデアが披露され、登壇したデジタルハリウッド大学の佐藤昌宏氏や東京書籍(株)教育DX局の清遠和弘氏、河森プロデューサーだけでなく会場の大人たちからも感嘆の声が上がっていました。


ぶんけいさんと共に創り上げた「地球のオーケストラ」
イベントのクライマックスは、人気振付師のぶんけいさんと子どもたちによるダンス&合唱「地球のオーケストラ」です。特別ゲストとして大阪・関西万博公式キャラクターのミャクミャクも登場、ステージと客席が一体となり、参加者全員が立ち上がって体を動かし、歌うことで会場の一体感は最高潮に達しました。

未来へのメッセージを、次の世代へ
クロージングでは、子どもたちが一人ひとり「未来へのメッセージ」をリレー形式で繋ぎました。「地球を大切にする」「生き物をいじめない」といった力強い誓いの言葉は、会場にいるすべての大人たちの胸を打ち、この日の体験が子どもたちの心に深く刻まれたことを証明していました。
展示・体験コーナーも大盛況で、海洋堂社製の精巧な生きものフィギュアが入った「氷のいきものボール」つかみ取りや、大阪野菜のタネのプレゼントには多くの子どもたちが夢中になって受け取りました。


今回のイベントは、子どもたちが未来の創り手であることを再認識させてくれる、希望に満ちた一日となりました。ここで生まれた小さな「気づき」と「行動」の種が、やがて地球全体を豊かにする大樹となることを確信しています。