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楽しみながら学ぼう!持続可能な地球環境づくり

楽しみながら学ぼう!持続可能な地球環境づくり

2025.10.17 現地レポート

TOPPANが企画・制作・当日の運営などを担当した、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)主催※生物系特定産業技術研究支援センター(BRAIN)と一部共催の未来社会ショーケース事業「ムーンショットパーク~見て!触れて!感じる!新・未来~/未来の地球は変えられる!~技術の力で解決しよう(温暖化や食料問題)~」が開催されました。この展示は、万博会場内でのリアル展示と、オンラインで楽しめるバーチャル展示の両方が用意されています。今回は、両方を体験したので、そのレポートをお届けします!

リアル展示

まずは9月2日(火)~15日(月)まで開催されていたリアル展示。

会場は「過去の地球」と「未来の地球」の2つのゾーンに分かれていて、地球が抱える問題と、それを解決する技術が分かりやすく展示されていました。

過去の地球:地球の現状を知る

このゾーンでは、地球温暖化や海洋プラスチック問題など、現在の地球が直面している課題をパネルや実物、さらにはクイズを通して学ぶことができました。

過去の地球ゾーンの中央には地球儀型のディスプレイ。

例えば、二酸化炭素に関するクイズ。「世界の年間CO2排出量340億トンに対して、吸収できる量は何トンか?」という問題。皆さんもぜひ、当ててみてください。(答えは一番最後に記載します!)

二酸化炭素について学ぶクイズ。



未来の地球:希望の技術に触れる

「未来の地球」ゾーンに入ると、まず目に飛び込んできたのが、DAC(大気中から直接CO2を分離・回収する技術)の模型でした。

DACの模型。上には吸収されていく粒子たちが表現されています。

模型を専用端末にかざすとARでDACの仕組みを体験できます。空気中のCO2を吸い込んで、私たちの生活に役立つメタン(CH4)などに変換されるプロセスが、視覚的にとても分かりやすかったです。ちなみに、大阪・関西万博会場には、このDACの実機が設置されており、CO2吸収の実証実験が行われているそうです。

DAC内でのプロセスが表示されます。


他にも、持続可能な資源循環をミニゲームで学んだり、牛のゲップから出るメタンガスを削減する技術をミニチュアで紹介したりと、「過去の地球」ゾーンで提示された問題を解決する、未来の技術が盛りだくさんでした。

持続可能な資源循環。
持続的な食料生産の取組。

バーチャル展示

続いて、オンラインで楽しめるバーチャル展示、ミニ・シミュレーションゲーム「Moonshot Mission Sim – Cool & Clean Earth」をご紹介します。

このゲームでは、家や工場や処理施設、未来の技術などを自由に配置して、自分だけの街を作ることができます。ゲームを通して、「このまま何もしなかった未来」と「環境対策をした未来」がどう変わるのかを、楽しみながら実感できるのが最大の魅力です。DACやスーパー水処理施設といった、近い将来に実現する技術をゲームで体験できるのは、とても面白い試みだと感じました。

施設を自由に配置し、発展させながら、地球にやさしい街を作りましょう!

また、DACの仕組みをより深く体験できる「DAC: DIRECT AIR CAPTURE」も公開中です。

DACを操作して、様々なアングルから見られます。

最後に担当者大尾氏より一言いただきました。
「内閣府が主導し2050年に向けた革新的技術開発を行う、「ムーンショット型研究開発制度」その中でもNEDO及びBRAINが担う環境/食料問題分野について、万博展示の企画・運営を担当させていただきました。来年1月まで公開中のバーチャル展示では、持続可能な未来に向けた新技術について楽しく学ぶことができますので、是非お試しください!!」

このレポートをきっかけに、少しでも地球の未来について考える機会となりましたら嬉しいです。

【クイズの答え】210億トン

【お問い合わせ】

TOPPAN株式会社 博覧会・IR推進室 チームエキスポ共創事務局
teamexpo_partner@toppan.co.jp

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